深澤 雄一 社長

　フカサワの求める人材像とは、「当たり前のことを当たり前にやる人」です。
当たり前のこととは、会社方針に基づき、各部門毎にこれから実施する内容について討議し、全員が合意した計画を立案すること。当たり前にやるとは、①計画に対して行動する②行動をした結果、計画通りにできたかどうかをチェックする③出来なかった場合は、何故出来なかったかを考えて出来るための対策を講じる、ということを意味します。
　また、当たり前のことができるかは普段の生活にもあらわれてきます。朝起きたら「おはよう」と挨拶をする、何かをしてもらえば「ありがとう」と言うことができる、これらの事が自然にできる人を私たちは求めています。
　弊社の業務は基本的には物売りの仕事のため、学力ではなく感性が重要になります。小手先の営業テクニックだけでは法人営業はうまくいきません。営業として相手の懐に入っていき、気に入られるから仕事をいただける。足を使って、顔を覚えてもらって、初めて仕事になるのです。
　その中で担当のお客様の望み・悩みをどれだけ聞き出せるかがポイントとなります。このお客様には現状で何が必要なのか、お客様が喜ぶためにどのような商品を提案すればいいのか、といった相手の役に立ちたいという考えを持ってください。
　企業説明会などで「ノルマはあるのですか？」という質問をいただきます。ノルマとは目標の事であり、目標が無い会社はどこにもありません。また目標が無ければ仕事がつまらないものになるでしょう。常に目標を持ち、それをクリアすることで得られる充実感を感じてください。

フカサワ社屋

　昭和21年、創業者の深澤俊雄が、旧南那須町（現那須烏山市）に荒縄などのわら製品を製造する個人経営の深沢商会を創業したのが始まりです。家庭用燃料メーカーと提携し、練炭を縛る縄の自動製造機などの代理店として業績を伸ばしていきましたが、高度成長期を迎えた日本では化学製品が普及、わら製品の需要は急速に落ち込みました。
　わら製品製造から撤退を模索するために、いわば〝アンテナショップ〟として、昭和39年に東京支店を開設し、業態もメーカーから包装関連資材の販売商社への転換を進めました。同46年には営業の拡大とさらなる飛躍を目指して、宇都宮市今泉町に宇都宮支店を設けました。同時期、栃木県内には宇都宮の平出工業団地をはじめ、鹿沼・真岡などに続々と大きな工業団地が造成され始めていました。
　これらの工業団地に関西地方などから進出してきた工場との取引が生まれ、わら製品の製造から完全に撤退を果たすことができ、瞬く間に東京支店よりも宇都宮支店の取扱いが多くなり、続く同47年には株式会社フカサワを設立することとなりました。
　業務の発展と共に支店・営業所の拠点を拡張し、多店舗展開することで営業エリアの密度を高め、『お客様のもとへ１時間以内で到着する』地域密着型のサービスに取り組みはじめました。平成９年には新社屋を現在の宇都宮市元今泉に建設し本社を移転しました。その後も順調に支店・営業所を拡張。同13年には環境ＩＳＯ１４００１、20年には品質ＩＳＯ９００１を認証取得しました。

　「共栄の商道」とは、得意先様だけがお客様なのではなく、仕入先様もお客様として信頼関係を築いていこうという精神の表れです。お客様との信頼関係の本質は、フカサワ社員とお客様ご担当者さま、一人一人との信頼関係です。｢お客様<=>仕入先様<=>地域・共同社会｣という、人と人との信頼関係を高めることを通して社会最適を追求していきます。

先輩スタッフが指導します

　工場で必要とされる資材や商品を、ワンストップでご提供するのが弊社の仕事です。「パッケージと物流ソリューションの専門商社」をキャッチフレーズに掲げ、生産材や包装物流・調達を主力業務に、物ばかりでなくソリューションを提供することに力を入れています。
　年々高度化する生産体制や物流システムに対応するため、お客様の置かれている状況を常にヒアリングし、求められるものを迅速かつ的確に提案していきます。
　また購買企画室では、ＰＢ商品や環境配慮型商品や時勢のトレンドなど、各メーカーから発売される新商品情報を常時集積しております。また、実際に商品に触れ、その性能や特徴、価格からメンテナンスに至るまで徹底検証した上で、優れた商品や情報・サービスをお客さまにご提案・ご提供いたしております。
　弊社の営業販売の基本方針は｢お客様に必ずメリットをさしあげます｣。フカサワ社員は常に、お客さまの能率向上やコストダウンなどのアイデア提供に全力を尽くしています。